グリッド・コンピューティング Grid computing 2004 7 3

 グリッド・コンピューティングとは、こういうことです。
一般的に、パソコンの使用時間は、
1日24時間のうち、だいたい2時間程度しか使われていないでしょう。
いくらパソコンが大好きな人でも、1日8時間も使わないでしょう。
ここでは、パソコンは、一日のうち、「22時間」は、使われていない時間としましょう。
 そこで、こういう条件があったとします。
パソコンのCPUが、昔に比べて、高速化した。
パソコンが、光ファイバーでネットワーク化されている。
 この二つの条件が満たされた時に、
グリッド・コンピューティングという「仮想スーパーコンピュータ」ができるのです。
つまり、利用されていない22時間を、グリッド・コンピューティングのために使うのです。
 このようなパソコンが、30台あったとしたら、
30台分のパソコンを、ネットワークで、ひとつに束ねて、
1台の「仮想スーパーコンピュータ」として使うのです。
 つまり、グリッド・コンピューティングとは、漁師が使う投網のようなものです。
投網の結び目が、個々のパソコンです。
その結び目を結んでいる糸が、光ファイバーという通信回線です。
 ところで、このグリッド・コンピューティングでは、
それを構成しているパソコンの1台が故障しても、全体としては、問題がないということです。
 なぜ、またグリッド・コンピューティングの話を出したか。
それは、このグリッド・コンピューティングというシステムは、
人間の脳細胞と同じ構造ではないかと思ったからです。
つまり、グリッド・コンピューティングは、人間の脳を象徴していないかということです。

グリッドコンピュータ Grid computing PC Grid 2003年1月15日
 今日は、夢のある話です。
投資家には関係ないと、読みとばさないでください。
最後で、投資家に関係します。
 常時使われることないパソコンのCPUを、インターネットで束ねて、
「巨大な仮想コンピュータ」を作るというものです。
企業や家庭のパソコンは、24時間フルに使われているわけではないのです。
しかし、インターネットとは、光ファイバーやADSLで、常時接続となっています。
 だいたい、パソコンは、24時間のうち、3時間か4時間ぐらいしか使っていないのです。
そこで、インターネットで、常時使われることないパソコンのCPUを束ねて、
残り20時間を有効活用するというものです。
すると「仮想スーパーコンピュータ」ができあがるという話なのです。
 この仮想スーパーコンピュータで、
遺伝子のデータ解析や、将来の「光コンピュータの開発」に役立てるのです。
 この事業が普及すると、
スーパーコンピュータを作っている、
コンピュータメーカーの収益が圧迫されるかもしれません。














































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